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なつかしの歳時記 2月 代参

2月のいなべ市は、鈴鹿の山が雪化粧し、里にも雪が舞い散る寒い日が続きます。そんな寒いこの時期、今でもところによっては続いている行事があります。今では珍しくなったこの代参(だいさん)行事ですが、昔はどこの地区でも行われていました。特に、代参迎え地区の人たちが伊勢音頭で出迎え、神社で土産を配り、夜は懇親会をしていました。地区には常夜燈があり、「村内安全」「五穀成就」と書かれていて、江戸時代から「地区がまとまる」とか「助け合う」という意味が含まれていました。

代参とは?

その名のとおり、地区の人たちの代表として伊勢神宮にお参りすることをいいます。