石榑峠道 【江州道】

いしぐれとうげどう【ごうしゅうどう】

昔、桑名を起点として鈴鹿山脈を越え滋賀県に通じる峠道は20か所ほどあったといわれています。なかでも石榑峠と八風峠は利用者が多く、宝徳元年(1449年)4月に蓮如(れんにょ)上人(しょうにん)が近江から石榑峠を越え、照光寺(しょうこうじ)(石榑南)に滞在して、浄土真宗の教化に努めたと寺の記録にあります。その後、浄土真宗の教えが広がり京都の本願寺に参詣する人々の京参り道として桑名と京都を結ぶ重要な道となりました。この峠には、番所(関所)があり、道中には、弘法大師がつめで石に彫ったといわれる「爪引地蔵」や「永源寺跡」があり、また、風光明媚な宇賀渓もあります。
“ヨイト ヨヤマカ ドッコイサノセ” の江州音頭が伝わった道でもあります。

参考文献 : 「大安町史」 

・・・・・いなべ市情報誌Link「めざせ!いなべ通!!」から一部抜粋しました・・・・・

名称: 石榑峠道 【江州道】
所在地: (地図)